どうもanjinです!
今日は転職における『Uターン転職』について書きます。採用、転職関係は今後も色々と取り上げたいと思っています。
現状のコロナ禍で転職を考えている人もいるかと思いますので、できる限りわかりやすく説明していきます。
【Uターン転職とは】
Uターン転職とは、
『生まれ育った地元を離れて都会で仕事をしていた人が、地元に戻って転職すること』です。
地元に戻る理由は、自分の生活を変えたい、家業を継ぎたい、など人によって様々あります。地元にいる家族の介護が理由になる場合も多くなってきています。
どの場合にも言えるのは、仕事だけではなく生活も変わるため、人生の大きな転機になるということです。良くも悪くも、その後の自分の人生を考える機会になるでしょう。
Uターン転職は転職活動の中でも求人情報が少なく、面接へ行くにも費用と時間がかかるため、就職活動が長期化しやすくなります。
勢いで転職活動をするのではなく忍耐強く転職活動を進めなければならないことは頭に入れておく必要があります。その上で十分にメリット・デメリットを天秤にかけ、地元に戻って働くことが自分の将来においてより良い人生になり得るのかどうか、慎重に考えていきましょう。
【その他のターン転職について】
Uターン転職の他に〇〇ターン転職というものが3つあります。『Iターン転職』『Jターン転職』『Oターン転職』です。
Iターン転職とは
「Iターン転職」とは、『都会で育ち都会で就職した人が、地方に転職先を見つけ移住すると同時に転職もすること』です。
このタイプの転職は地方での生活に魅力を感じたという方だけでなく、地方でしかできない職種で起業したいと考える方が選択するケースも多いようです。
Jターン転職とは
「Jターン転職」とは、『地方で生まれ育った人が都会で就職した後、生まれ故郷とは異なる地方に転職すること』です。
このタイプの転職は「地方でやりたい仕事があるけれど、生まれ故郷ではその仕事に就くのが難しい」といったケースに選択されることが多いです。
Oターン転職とは
「Oターン転職」とは、『都会で就職した人が一度地方へ転職するものの、再び都会へ戻ってくる』という転職パターンです。
このパターンでは地方での生活に何らかの問題を抱えて戻ってくるケースや、地方で働くことでしか得られないものを求めて一度転職し、それを都会での仕事で活かすために再び都会へ戻ってくるというケースが多いようです。
【Uターン転職に向いている人は?】
Uターン転職において、向いている人・不向きな人はいるのでしょうか?
下記4つのポイントに当てはまるような人が、Uターン転職に向いている人と言えます。
- キャリア上昇志向よりも「ワークライフバランス」重視な人
- コミュニケーションが好きで、地方特有の人間関係が苦にならない人
- 都会の娯楽に興味がなく、生活の不便さを楽しむことができる人
- 都心との気候の違いが苦にならない人
【Uターン転職する際の準備】
Uターン転職をする際、生活環境が大きく変わることに不安を感じる人は多数います。仕事探し以外に必要な準備は下記になります。
- 家族との話し合い
- 住居と自動車の準備
- スケジュールの把握
Uターン転職をすることは、仕事だけでなく住まいや環境も多く変わります。
まず、同居している家族がいる場合は、配偶者の仕事や子どもの学校、進学などにも影響が及ぶことを踏まえて、しっかりと話し合いをしましょう。
次に、引越し先と通勤経路を調べましょう。移動に関しては、地域によっては電車などの交通網が発達していない場合があります。そのため、自動車や駐車場、運転免許の準備が必要になる場合があります。
最後に、Uターン転職でもっとも重要なのは余裕の持った計画です。転職活動自体は半年ほど前から準備をすることをオススメします。
求人探しから応募書類の作成、面接までの転職活動に必要な期間はおよそ1〜3ヶ月です。内定後に退職手続きをおこなう場合、さらに2〜3ヶ月の期間が必要になります。
【Uターン転職のメリット、デメリット】
Uターン転職には以下のようなメリットやデメリットがあります。
Uターン転職のメリット
土地勘がある
地方出身の方は慣れない都市部で働いていると、通勤や外回り、プライベートの過ごし方などで土地勘がないことがネックとなり、不便に感じることが多くなりがちです。
しかし地元であれば土地勘があるため、これらにおいて不便に感じることがなく、仕事に集中できるというメリットが得られます。
子育てなどで親の協力を得やすい
地元へ戻り実家の近くに住むなどをすれば、生活面で親の協力を得やすくなります。
特に子育て中などは親の協力があるだけで体力的にも経済的にも負担を大幅に減らすことができ、この点もUターン転職の大きなメリットといえます。
生活費を抑えやすい
都会は家賃や物価が高く、生活にゆとりが持てないと感じる方も少なくありません。
しかし都会から地方へ移住すると、それら金銭的な負担も大幅に減るため、全体的に生活費を抑えやすいというメリットも得られるでしょう。
Uターン転職のデメリット
そもそも転職先が少ない
地方は都会に比べると仕事が少なく、転職先を見つけること自体が容易ではありません。また職種や給与をはじめ条件面でのこだわりがある場合、転職先を見つけるのはさらに困難になります。
このことから、転職先の目途がつかないうちはUターン転職の具体的な計画を立てるのは避けた方が良いでしょう。
地方での生活に慣れるのに時間がかかる場合も
地方出身の方でも一度都会の生活の便利さに慣れてしまうと、再び地元に戻った際はそこでの生活に慣れるのに時間がかかってしまうことがあります。交通手段や食品・日用品を買うための店の少なさ、といった生活に直接かかわることだけでなく、娯楽施設などに関しても同様であるため、生活全般において地方での暮らしに再び馴染むことができるのか、ということもよく考えておいた方がよさそうです。
家族がいる場合は同意が必須
自分一人で暮らしている方なら、ある程度気軽に地方へ拠点を移すこともできます。しかし、配偶者や子供がいるのであれば、家族の同意を得る必要があります。
配偶者も働いている場合、別々に暮らすのか、仕事を辞めてもらって一緒に引越しをするのかという問題もあります。子供の年齢によっては転校を伴うこともありますし、引越しも大がかりになってしまいます。自分の希望だけでUターン転職を決めることはできません。
【まとめ】
Uターン転職は家族との時間やゆとりのある生活を重視する人にとって、幸福度が高くなる働き方になります。
しかし都市部から地元に生活拠点を移す必要があるため、働き方だけでなく生活そのものが大きく変化することを忘れてはいけません。
十分に事前調査をしないと仕事だけでなく生活そのものが立ちいかなくなることもあるからです。そのため行動に移す前にUターン転職のメリット・デメリットをしっかりと比べて、自分に向いているかどうか見極めることが大切です。
その上で、Uターン転職を決意したのなら、焦らずじっくりと転職活動を進めましょう。
求人数が少ないため、複数の方法を組み合わせて転職のタイミングを逃さないようにすることが重要になります。
【参考書籍】
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
以上が本日のテーマになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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