どうもanjinです!
今日は歴史をテーマにして書きたいと思います。初回の記事でも書かせて頂きましたが、私の趣味は、歴史本の読書をすることなので、たまに歴史も題材に取り上げていきたいと思っています。気楽に読んで頂けたら非常に嬉しいです。今回は、少しニッチかもしれないですが、鎌倉新仏教を取り上げたいと思います!
【鎌倉新仏教とは】
平安時代末期は荒れた世の中で『末法思想』が蔓延っていました。その荒廃した世の中で、庶民は仏にすがることで心の救済を得ようとしました。そこで、平安時代の厳しい修行がある「国のための仏教」ではなく、始めるのに敷居が低い「大衆のための仏教」が出てきた。これが、鎌倉新仏教になります。鎌倉新仏教は、浄土宗、浄土真宗、時宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗の6つです。
《浄土宗》
開祖は法然であり、念仏(南無阿弥陀仏)を唱えれば、誰もが極楽浄土に往生できると説きました。これを専修念仏といい、中心寺院は知恩院になります。法然の専修念仏は、「口で念仏をとなえる意外の修行や学問は不要とする」という、まさに画期的な教えでした。
《浄土真宗》
開祖は法然の弟子の親鸞であり、阿弥陀仏の他力本願を信じることにより成仏できると説いた。浄土宗と大筋同じですが、異なる部分もあります。親鸞は「南無阿弥陀仏」を唱えても言霊に心の底から信じる気持ちがなければ何も意味がないと説きました。それに対し、法然は「南無阿弥陀仏」を多く唱えた分だけ、極楽浄土へ行ける確率が上がると唱えました。
《時宗》
開祖は一遍であり、踊りながら念仏を唱え、「決定往生六十万人」と書いた賦算札を配って全国を歩いて布教した。踊り念仏なので、民衆は「あの宗派は楽しそう」という理由で信者になる人も多かったみたいです。他の宗派と違うところは、固定の寺を持たず、日本中を周りながら布教したことです。
《臨済宗》
開祖は栄西であり、師匠から弟子への悟りを伝達することを重んじる宗派です。浄土宗が「他力本願」なのに対して、禅によって悟りを開く「自力本願」の宗派です。師匠と弟子による激しい問答を行い、正しい悟りを得ることが第一としています。
《曹洞宗》
開祖は道元であり、栄西の開いた臨済宗と同様に禅宗のひとつです。同じ禅宗でも臨済宗は「看話禅」なのに対し、曹洞宗はただ黙々と座すことで、人間に元来備わっている悟りを得る力「仏性」が現れるといい、これは「黙照禅」と呼ばれます。
《日蓮宗》
開祖は日蓮であり「南無妙法蓮華経」という題目を唱えれば、たとえ悪人でも極楽浄土できると説いています。浄土宗の『念仏』と法華宗の『題目』は異なり、妙法蓮華経が最も大事な教えであり、中身を見なくても題目を信じることが悟りであると説いています。
以上が今日のテーマになります。ご覧頂き、ありがとうございました!
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