【会計】ビジネスにおける減価償却

どうもanjinです!

今日は会計上の減価償却をテーマに取り上げたいと思います。基本的なことから解説させて頂きます。

【減価償却とは】

減価償却とは、『固定資産の価値の減った分が費用になること』です。もう少し会計用語を使って説明すると、『固定資産の取得原価を耐用年数にわたって分割して費用にすること』になります。

【減価償却の基本用語】

減価償却には、3つの基本用語があります。簡単に説明すると下記になります。

  • 固定資産:長く使用する資産のこと
  • 取得価格:購入にかかったお金
  • 耐用年数:使用期間のこと

《具体例》

パソコンを30万円で購入した場合

この時、減価償却を考慮すると下記になります。

  1. パソコン購入金額30万円を
  2. 使用期間4年にわたって
  3. 毎期7.5万円ずつ費用にすること

【減価償却を行う理由】

会計のルールでは、『費用が発生するのはモノやサービスを購入したときではなく、使った時である』と考えます。この考えが発生主義と呼びます。この発生主義の考え方に立てば、建物や機械の購入代金を支払っただけの時点ではまだ費用は発生しないことになります。購入した建物や機械を使ったタイミングで、その購入代金に対応する費用が発生すると考えられます。建物や機械のような固定資産は、使う期間が長期にわたります。そのため、『使ったタイミングで費用が発生する』を建物や機械に当てはめると、『購入代金を建物や機械の使用期間にわたり分割して費用にしていく』減価償却を行う理由に結びつきます。

【減価償却の計算方法】

減価償却の計算方法には、定額法定率法の2つがあります。

定額法

毎期の減価償却費を同額とする方法

減価償却=取得原価÷耐用年数
       ※残存価額がない場合
定率法》
減価償却費が徐々に減るよう計算する方法
減価償却=帳簿価額×償却率
どちらの方法を採用したとしても、費用の総額は取得原価となり、同額となります。
※資産が残っている事を示すために備忘価格1円を帳簿に残す点は、定額法と定率法同じです。

【減価償却のまとめ】

1.減価償却とは、固定資産を購入した後、使う期間にわたってその購入代金を費用(減価償却費)にしていくこと、同時に同額だけ固定資産の残高が減っていく仕組みのことを言う。

2.費用はモノやサービスを使う時に発生するため、基本的に固定資産の購入代金を支払うときには費用は発生しない。代わりに、減価償却という仕組みを通して、固定資産の使用期間にわたって減価償却費が発生する。

 

以上が今日のテーマになります。ご覧頂き、ありがとうこざいました!

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